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・本書は元日本軍捕虜である、ルイス・ザンペリーニ氏が語る自身の物語であり、他の関係者の記録とは、合致しない点も存在します。これらの一部に関しましては、訳者が注釈やコラム、参考資料一覧、その後の登場人物で簡単に補足しておりますが、本サイトの目的はザンペリーニ氏のメッセージ、インスピレーションの伝達であり、各引用元やリンク先の真偽に関しまして、事実認定を判断することではありません

・本サイトの記述は全て、既に公開された著述、新聞、テレビ、インターネット資料の引用です。重ねて申し上げますが、この目的は本書の持つ贖罪や赦しのメッセージ、インスピレーションの伝達と、その背景の検証であって、本書に記された人物・国家への糾弾ではありません

 

・一次的に戦争を体験され本書と関連資料に記された方々が、全て故人になっていることを踏まえ、既に発表されている実名を記載しております。本サイトが新たに公開する個人名、情報はありません

・(※)印及び写真下のキャプションは蛇足ながら、原文にはない訳者による補足です。画像も掲載位置も本文での言及部分に寄せてあり、「03版より」もしくは「56年版より」とあるもの以外は、全て訳者によるピックアップです

・本書には56年版と03年版、2つのバージョンが存在しますが、2003年バージョンの翻訳です

・聖書の引用には本文への適合を念頭に、訳者による翻訳・引用が入っております。56年版には欄外注釈で聖書の引用表示がありますが、03年版にこれらは存在しません

​・訳者はクリスチャンではありません。本サイトに宗教的な意図はなく、小林丸はバイブル・ベルトの出身ですが、特定の信仰は持たないアメリカ人です

・本書や各引用には、こんにちのポリティカル・コレクトネスの観点からは許容されない表現も存在しますが、当時の時代背景への理解を優先し、原文を尊重してあります

・当時の参考金銭表示は、インターネット・サイト、 Inflation Calculator で2020~2022年へのドル換算をし、それを2020~2022年のレートで円換算をしており、換算時期による数値の変動が存在します

・日本語のカタカナ表記には、日本語に浸透した表記と、アメリカでの発音に忠実な表記が混在します

・敬称は英語の表記に準拠し、本文にMr. 及び、sanの表記がない限り、本文及びその他の記載においても、全て省略させて頂いております。しかしこれは日本側、つまり捕虜虐待側とされる方々及び、アメリカ側司令官への敬意を本サイトが表さないものではありません

・本訳は全訳を念頭に、原著を忠実に訳しておりますが、現代人かつ日本人が読むことを念頭に、積極的に同化翻訳、つまり意訳も採用しております

題辞

Epigraph

 

 

The 1929 Geneva Convention Relative to the Treatment of Prisoners of War

 Article 2:

 Prisoners of war are in the power of the hostile Power, but not of the individuals or corps who have captured them. They must at all times be humanely treated and protected, particularly against acts of violence, insults and public curiosity. Measures of reprisal against them are prohibited.

 

訳者引用―1993年、不二出版「大東亜戦争俘虜関係外交文書集成」第1巻、1929年「俘虜ノ待遇ニ関スル条約」より(仮訳)

 

俘虜ノ待遇ニ関スル一九二九年七月二十七日ノ条約

在敵国居留民関係事務室

一九二九年(昭和四年)七月二十七日「ジュネーヴ」ニ於テ著名

第二条

 敵国ノ権   俘虜ハ敵国ノ権内ニ属シ之ヲ捕ヘタル個人又ハ部隊ノ構内ニ属スルコトナシ

 内ニ属ス

 保  護   俘虜ハ常ニ博愛ノ心ヲ以ッテ取扱ハルベク且暴行、侮辱及公衆ノ好奇心ニ対シテ特ニ保護セラルベシ

 報復手段   俘虜ニ対スル報復手段ハ禁止ス

 ノ禁止

 

A smooth sea never made a good sailor.

 —Anonymous

「穏やかな海は、良き船乗りを育てない」

―作者不詳

献辞

Dedication

 

For Cynthia, my children Cissy and Luke, and my grandson, Clayton

 

シンシア、我が子のシッシーとリューク、そして孫のクレイトンに捧ぐ

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